中国語教室CIP メルマガVol.6
☆毎月第4火曜日発行☆ 配信日:2004/10/26
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i 中国語講座 「好好学習・天天向上」〜聞き取りにくい声調〜
今回は、私達にとって聞き取りにくい中国語の声調について、少し分析しましょう。
中国の声調は四つあります(軽声を除く)。発音及び聞き取りにおいては、
もっとも難しいのは三声と二声の区別と言われています。また一声と四声を聞き
分けられないことも、少なくありません。
さあ、スタート! 以下の音を正しく発音できるかな?
大雪(三声) / 大学(二声)
即使(三声) / 及時 (二声)
統(三声)治 / 同(二声)志
*連続発話の中の第三声を発音する際に、"半三声"のつもりで、つまり上がりすぎ
ないように発音するのがコツです。
今(一声)年 / 近(四声)年
中(一声)薬 / 重(四声)要
*連続発話の中の第一声は、後ろの第四声の影響を受けて、下がり気味にな
ることが多いです。よって、第四声に聞き間違えないように、気をつけましょう。
ii 「中国風聞帖」
kkkkkk〜発展的中国シリーズ1:「三大件的変化」〜 「三大件」と呼ばれる中国の三種の神器についてのお話です。
1950〜60年代は「腕時計、自転車、ミシン」、80年代は「テレビ、冷蔵庫、洗濯機」、90年代は「電話、パソコン、エアコン」と変化してきました。GDPで世界6位の経済大国となった今では、固定された「三大件」の概念はありませんが、多くのメディアは「住宅」「自動車」と子供の「教育」が現代の「三大件」だと報じています。
「我愛我家」 〜 空前のマイホームブーム 中国では個人マンションブームが高まり、都市部ではオフィスビルとともにマンション建設ラッシュが続いています。調査によると、都市部では中間層の4割以上がマイホームの夢を実現しているのです。特に、五輪と万博を控える北京と上海では、住宅積立金制度と住宅ローン制度が整備されたため、都市部の若い中所得世代も住宅を購入できるようになりました。新築住宅の購入層は私営企業家、自営業者などの裕福層から、大卒ホワイトカラーなど20〜30代の新中間層に確実に拡大しています。
その結果、中国の住宅ローンは年率50%増の勢いで伸び、世界最大の新築住宅市場になりました。 「我有私家車」 〜 マイカー所有も夢ではない
中国でマイカー市場が急拡大しており、2003年の乗用車販売台数は、約190万台、前年に比べ60%増の勢いです。日米欧の外資メーカーの本格参入もあり、乗用車販売台数は04年も年率40〜50%増のベースで快走を続けそうです。中国のマイカー購入はこれまで高所得世帯に集中していたとされますが、最近、中所得者層もマイカーを購入する経済力を確実に身につけてきました。そして、車の使用場面は第1位、「レジャー」だそう
です。平日は所得向上を目指して猛烈に働き、休日は空気がきれいな郊外に出かけて気分転換をしたい。それが彼らのライフスタイルなのでしょう。
「望子成龍」 〜 教育には多大に投資 教育を尊ぶ伝統をもつ中国では、空前の教育投資ブームを引き起こしています。調査によると、中国の住民の貯金の10%が教育への支出に使われる予定のもので、その比率は住宅購入に使われる予定の7%より高い
ものでした。近年、家庭がパソコンを購入した目的について調査しましたが、その69.1%の人は子供の勉強のためだと答え、しかも、それは家庭収入とは全く直接の関係はないのです。
一方、子供の教育はもとより、自分でお金を払って成人教育に参加する人もますます増えています。北京大学、清華大学などのMBAもここ2年、大変人気を呼びました。これらの教育を受けるのには少なくとも一千元ぐらい、多い場合は一万元もかかるにも関わらず、人々はこういうお金を払うときは眉一つひそめないのです。 iii
編集後記 「収穫之際」の中国、経済急成長中の中国、今回の北京訪問では、2つの 顔をもつ中国を見つめてきました。私たちのメルマガが、中国にご興味
をおもちの皆さんの貴重な情報源になれば・・・と願います。
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